DavMail 導入
はじめに
事情により Thunderbird で Office 365 のメール送信ができるように
DavMail
を導入しました.Thunderbird には有料アドオンもありますが,無料(ただし寄附歓迎)で幅広いソフトに対応可能なのが魅力です.以下は Windows 10 Pro 22H2 で試した事例です.
DavMailインストール
JRE として推奨されている
Azul Zulu
を入れる.GUI で OpenJFX が必要となるので JRE FX を選ぶ.2023年6月現在で最新の LTS として 17.0.7+7 をダウンロードして ZIP を展開.
bin フォルダをPATHに追加(不要かも)
DavMail 64bit をインストール.
Windows Setup
には Java がない場合はインストーラが起動されるようなことが書いてあるが実際にはそうではない.
C:\Program Files\DavMail\davmail64.ini を作り,中に
vm.location=C:\apps\zulu17.42.19-ca-fx-jre17.0.7-win_x64\bin\server\jvm.dll
のように JVM の場所を指定すると Java が見つかり起動できるようになる.
DavMail設定
おおむねデフォルトでよい
Protocol Exchange は "O365Interactive" を選ぶ
メーラー設定
SMTPの設定をサーバ名 localhost,ポート番号 1025 とする(DavMail のデフォルト)
暗号化(STARTTLS, SSL/TLS) はなし,認証は平文とする(DavMail に平文で渡す.ローカル通信なので問題はないと思われるが,
暗号化することも可能な模様
)
Thunderbird では「メッセージ送信時に自動的にコピーを作成する」をOFFにしないとメール送信後に控えの保存に失敗した.DavMail 側で "SMTP save in sent" が ON になっていれば(デフォルト ON)問題なさそう.
メール受信はふつうに IMAP (OAuth2) でよい(DavMail を経由することも可能と思われるが,その必要はない)
DavMail自動起動
動作確認ができたら,スタートアップに登録して DavMail が自動起動するようにすると便利.
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誤り,不備などございましたら御教示下さい.
maeda@yn
u.ac.jp